
最近、晴れ着という語を耳にすることが少なくなりました。「よそ行き」とも言うこの語は、文字通り「晴れ」の場所で着る服のことですが、近頃は普段着も晴れ着も区別がつかない時代になってしまったようです。
人生には大きな節目が幾度となくありますが、普段からこのけじめを辨えておかないと、これを上手く乗り越えていけません。自分には関係ないと高を括っていた、干支が還り赤子に戻る還暦を迎え、ここで一つ赤い「晴れ着」を着ようと思います。

私もとうとう今年五回目の年男となり還暦を迎える歳になってしまいましたがあまり実感はわきません。私自身子どものころ蕁麻疹などのアレルギー疾患に悩まされた経験もあり、小児科教室に入局後は、免疫・アレルギーに興味を持ちしばらくはこの方面の仕事をしていました。その後開業し父とともに開業医として小児科診療にたずさわってから20年以上もたってしまいました。振り返ってみれば診療現場、診療環境ともに20年前とはずいぶん変わってきたなあというのが実感です。電子カルテ・デジタルX線撮影やインターネットを介した医療情報のやり取りなど医療の世界でもIT化が進んできており、このような変化についていくのにも大変な時代になってしまいました。ただ私が岡崎に戻り、病院医療・診療所での医療を始めたころに比べますと、この地区の特徴であった何かほんのりとした人間関係が薄れてきているのではないかとの感じもします。私も紙カルテに肉筆で書く作業から電子カルテにキーボードで入力するという作業に代わることで患者さんとの人間関係が出来るだけ希薄にならないよう、気持ちとしてはアナログ人間でいたいと思っています。

岡崎ロータリークラブに40歳で入会して21年目を向かえ本年60歳還暦になりました。
子年の年男を意識して、朝を大切にする一年にします。平成14年4月22日より午前4時起床を始めました。還暦で身体が変化する年齢になりますが今年も午前4時起床し午前7時30分までの早朝スケジュールを喜んで楽しく実践します。朝の文字は、十月十日と書きます。お母さんのお腹で十月十日を過ごした大切な時であり、朝は命の元であり、全ての行動の元になると信じています。わがままを捨て、目が覚めたらサッと起きて一日をスタートする一年にします。

「早川君は、まだ若いなぁ〜」…諸先輩からよくいわれることです。本人は、髪の毛に白いものがポツポツ出始めて、新聞は少し離さないと読めなくなり、腹回りがきつくなって、子供はもうじき大学受験。「年とってきたなぁ〜」とつくづく感じる日々です。でも、「疲れたぁ〜」とあまり感じないタイプで、体もまだまだ無理がきく。やらにゃならんことばかり。昔に描いた夢はまだほど遠い。年男を機会に新たな気持ちで「頑張ろう」。みなさん、よろしくお願いします。
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